結婚して3年、そろそろ子供ができてもいい頃だと思うがまだいない。原因ははっきりしている。それは夫婦間の性生活が全くといっていいほどないからである。夫婦の仲が悪いかというとそうでもない、それなりに会話もあるしともに行動もするのであるが、夜になり、ベッドインしようとすると、夫の方が疲れているからとやんわり拒否をして、一人さっさと寝てしまうのである。
日本性科学会では一方がセックスをしたいのに、相手が病気でもないのにそれを拒否し、1カ月以上も性行為がないカップルをセックスレスと定義づけている。
カップル双方が特に性行為がなくても、仲がよく普段の生活が維持されていれば問題はなく、セックスレスからは除外して考えていい。しかし、一方にセックスの希望があるのに、それに応えることをしない、或いは努力すらしないというのは問題であるとされている。
セックスがない理由として、厚労省の研究班の調査結果がある。それによるとセックスがない理由として、「仕事で疲れている」男性24.6%、女性15.1%、「出産後なんとなく」男性13.6%、女性21.0%、「面倒くさい」男性9.3%、女性18.8%となっている。
これを見ると男性は仕事で疲れているから、女性は出産後なんとなくというのがというのが一番多くなっている。
以上が統計的な話であるが、私たち夫婦も完璧にセックスレスであり、それにぴったり当てはまる。
知り合って初めて肉体関係を持ったころは、デイトの度にセックスをしても、なんとなく物足りず、家に帰って電話をしてまたやりたくなり、テレホンセックスまがいのことをして、やっと落ち着いて眠れる。といったような日々があったのが嘘のようである。
結婚後も連日連夜お互いが求めればセックスに応じるばかりか、夫も元気で5回も6回も一晩にやったこともあったのが信じられない。
責めて子どもでもできていれば、育児に時間がとられ欲求不満なんて起らないと思うのだが、今はもう欲求不満のかたまりである。
そこで、最近は夫がその気になれるよう色仕掛けをしている。先ず私の服装を出来るだけ胸元がお開いているようなものにして、黒のセクシーな下着を着けた。化粧も手を抜かず念入りに仕上げ、そして通販で買った媚薬のような香水をつけたのである。
更にはさりげなく女性のヌード写真が載った雑誌を食卓に置き忘れたかのように放っておき、エッチなDVDも恥ずかしかったけど借りてきた。
そのような涙ぐましい準備をして、今日こそはと期待しているのに、1週間たってもその気になってくれないのである。
こうなったら次は帰ってくるころを見計らって、下着を脱いでトップレスで待ってみようかしら、なんて過激なことを考えていている。逆効果にならなければいいが。